2025.09.13
  • 住まい

賃貸と購入どっちが得?20代・30代FPが教える判断基準

「ずっと賃貸でいいのかな?」「家を買うなら早い方がいい?」 20代・30代になると、多くの人が一度は考えるテーマではないでしょうか。特に最近は住宅価格の上昇や金利の動向もあり、判断に迷う方が増えています。この記事では、ファイナンシャルプランナー(FP)の視点から、賃貸と購入のメリット・デメリットを整理し、自分に合った判断基準を見つける方法をご紹介します。

■ 賃貸のメリット・デメリット

■ 賃貸のメリット・デメリット

賃貸のメリット

  • 柔軟性が高い:転勤や引越しがしやすい
  • 初期費用が安い:頭金や登記費用が不要
  • 修繕費の負担がない:建物の維持管理は大家さんが対応


賃貸のデメリット

  • 家賃は資産にならない:払い続けても自分のものにならない
  • 老後に不安:高齢になると借りにくいケースがある
  • 家賃上昇リスク:将来的に住居費が上がる可能性

■ 購入(マイホーム)のメリット・デメリット

■ 購入(マイホーム)のメリット・デメリット

購入のメリット

  • 資産として残る:返済が終われば自分の資産に
  • 住宅ローン控除などの優遇制度
  • 家族の安心感:自分の家を持つことによる安心感


購入のデメリット

  • ローン返済リスク:収入減や病気などで返済が厳しくなる可能性
  • 固定費が発生:固定資産税や修繕費が必要
  • 流動性が低い:簡単に売却や住み替えができない

■ 賃貸と購入を比較するときの判断基準

■ 賃貸と購入を比較するときの判断基準

ライフプランを優先する

結婚・出産・転勤など、ライフイベントによって住まいの条件は変化します。将来の家族構成が見えていない段階なら、柔軟性のある賃貸が有利です。


資産形成の考え方

資産として残したい人は購入を検討。逆に、自由や身軽さを優先したい人は賃貸が向いています。


住宅ローンの返済計画

返済割合は一般的に収入の25%以内が目安。ただし、資産運用とセットで考えることで、負担を増やさずに予算を引き上げることも可能です。

住宅購入を検討する際は、ローンと資産運用のバランスが大切です。

■ 年代別のおすすめ判断のポイント

■ 年代別のおすすめ判断のポイント

  • 20代前半:住宅購入の検討をしつつ、将来のための資金づくりに集中。賃貸で柔軟に対応。
  • 20代後半〜30代前半:ライフプラン次第で購入も検討可。


  • 独身の場合:ライフプランが固まるまで賃貸にするか、将来状況が変わっても賃貸に出せるよう、借り手がつきやすい物件を購入するのもアリ。
  • 家族持ちの場合:子育てのため早めに購入を希望するケースが多いが、教育方針が定まるまで待つのもあり。学区次第で学校選択が変わるケースがある。

■ FPに相談するメリット

■ FPに相談するメリット

住宅購入と資産運用をセットで考えられるのはFPならではの強み。過去の相談案件から得た具体的な事例をもとに、実践的なアドバイスを受けられます。

賃貸か購入かで迷ったときに、経験に基づく判断の助けになります。

■ 【まとめ】賃貸vs購入、あなたに合う選択肢の見つけ方

■ 【まとめ】賃貸vs購入、あなたに合う選択肢の見つけ方

賃貸と購入の選択に正解はなく、判断のカギは「ライフプラン」「資産形成の考え方」「住宅ローンと資産運用のバランス」です。まずは資金準備を優先しながら購入を検討、子どもがいる世帯は教育方針を見据えて検討すると良いでしょう。

ただし「自分の場合どうするのが得か」はケースごとに異なります。Mクリニックでは20代・30代の購入相談が最も多く、過去の相談事例をもとに、実践的なアドバイスをご提供させていただきます。まずはお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

小川 和哉 | ファイナンシャルプランナー

資産運用、保険、住宅ローンなど幅広い分野に精通し、個人の家計相談に加え、個人事業主や副業を行う方への記帳指導・経理支援にも力を入れており、実務に直結する実践的なアドバイスを提供。ライフスタイルに応じたオーダーメイド設計と、将来を見据えた長期的なサポートを重視し、目先の利益にとらわれない提案が好評。
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