2026.08.21
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火災保険の更新で何を見直す?保険金額・補償内容・一部保険と超過保険を解説

公 開 日:2025年9月10日

最終更新日:2026年8月21日


火災保険の更新案内が届くと、まず気になるのは「次の保険料はいくらになるのか」ではないでしょうか。

保険料の確認も大切ですが、更新時に確認したいのはそれだけではありません。


今の建物に保険金額が合っているか、必要な補償が入っているか、免責金額はいくらか。


特に最近は建築費の上昇により、以前と同じ建物を建て直すために必要な「再調達価額」が高くなっているケースもあります。

この記事では、火災保険の更新時に確認したいポイントを、一部保険・超過保険も含めて分かりやすく整理します。

この記事でわかること

この記事でわかること

  • 火災保険の更新で確認したいポイント
  • 再調達価額と保険金額の関係
  • 一部保険・超過保険とは何か
  • 水災・雪災・免責金額・地震保険の確認方法

火災保険の更新は保険料だけ見ない

火災保険の更新は保険料だけ見ない

更新時に、まず保険料が気になるのは当然です。

近年は自然災害の増加などを背景に、火災保険料の改定が続いています。

そのため更新案内を見て、「こんなに上がるなら補償を減らそう」と考えることもあるでしょう。

ただ、保険料を下げるために補償を減らす前に、まずは現在の契約内容を確認してみましょう。


  • 保険金額:建物や家財にいくらまで補償を設定しているか
  • 補償範囲:火災・風災・雪災・水災など、何が対象になっているか
  • 免責金額:事故が起きたときに自分で負担する金額はいくらか

大切なのは保険料の高い・安いだけではなく、その保険料で何に、どこまで備えているのかを見ることです。

再調達価額と保険金額を確認する

再調達価額と保険金額を確認する

建物の保険金額を考えるときに重要なのが「再調達価額」です。

再調達価額とは、現在その建物と同等のものを、もう一度建てるために必要な金額です。

たとえば10年前に建てた住宅が、現在も同じ金額で建てられるとは限りません。

建築資材や人件費などが上昇すれば、再建に必要な金額も変わります。


更新時には、


  • 現在の建物保険金額
  • 現在の再調達価額
  • 両者に大きな差がないか

を確認しておきましょう。


参考:
日本損害保険協会|火災保険の保険金額はどのように設定すればよいのですか

一部保険・超過保険とは?

一部保険・超過保険とは?

一部保険=保険金額が不足している状態

現在の再調達価額より、設定している保険金額が低い状態を一部保険といいます。

たとえば、同等の住宅を建て直すのに4,000万円必要なのに、保険金額が3,000万円しかなければ、全損時には再建費用が不足する可能性があります。


大切なのは、現在の保険金額で再建費用をどこまでカバーできるかです。

超過保険=必要以上に高く設定している状態

反対に、保険価額より高い保険金額を設定している状態を超過保険といいます。

火災保険は、保険金額を高くすれば、その分だけ多く保険金を受け取れるものではありません。


不足も過剰もなく、現在の建物に合った保険金額になっているかを確認しましょう。


参考:
日本損害保険協会|保険価額より保険金額を少なく・多く設定した場合

築年数だけで保険金額を下げない

築年数だけで保険金額を下げない

以前は築年数に応じて保険金額を下げることもありましたが、現在は建築費の上昇で再調達価額が高くなり、保険金額を上げるケースも増えています。


中古住宅としての売却価格と、火災で失った住宅を建て直すための金額は別のものです。

そのため、「家が古くなったから保険金額も下げる」と単純に考えないことが大切です。


住宅ローン残高が減ったからといって、同じように火災保険の保険金額を下げるものでもありません。

増築や大きなリフォームをした場合も、現在の契約内容を確認しておきましょう。

補償内容も一緒に確認する

補償内容も一緒に確認する

火災保険の更新では、保険金額だけでなく補償内容も確認します。

風災・雪災・水災

火災保険は、契約内容によって風災・ひょう災・雪災・水災なども補償します。

特に雪が多く降る地域では雪による損害も考えられるため、雪災がどのような条件で補償されるか確認しておきましょう。


水災については、住宅の立地やハザードマップも参考にしながら考えます。

免責金額

免責金額とは、事故が起きたときに自分で負担する金額です。

更新後の保険料だけでなく、事故が起きたときに自分はいくら負担する契約なのかも確認しましょう。

家財

建物と、家具・家電などの家財は別に考えます。

家財補償を付けているか、現在の生活に対して保険金額が合っているかも確認しておきましょう。

地震保険

地震・噴火・津波を原因とする火災や損壊などは、基本的に火災保険だけでは補償されません。

更新時には、地震保険を付けているかどうかも一緒に確認しておきましょう。

火災保険の更新チェックリスト

火災保険の更新チェックリスト

更新案内が届いたら、次の項目を確認してみてください。


  • 建物の保険金額はいくらか
  • 現在の再調達価額と合っているか
  • 一部保険・超過保険になっていないか
  • 風災・雪災・水災はどうなっているか
  • 免責金額はいくらか
  • 家財の補償は必要な内容になっているか
  • 地震保険を付けているか
  • 増築やリフォームが契約に反映されているか

全部の補償を付けることが正解でも、できるだけ削ることが正解でもありません。

自分の家で大きな損害が起きたとき、家計だけでは受け止めにくいものは何か。

その視点で考えると、必要な補償を整理しやすくなります。

Mクリニックで相談できること

Mクリニックで相談できること

Mクリニックは札幌を拠点に、家計、保険、住宅ローン、教育費、老後資金、資産運用など、暮らしと将来に関わるお金を横断して相談できるFP相談窓口です。

火災保険についても、保険料だけを見るのではなく、住宅の状況や家計全体を確認しながら必要な備えを整理します。


たとえば、


  • 更新案内が届いたが、そのまま更新してよいか分からない
  • 建物の保険金額が合っているか確認したい
  • 一部保険・超過保険になっていないか気になる
  • 水災や雪災をどうするか迷っている
  • 免責金額を見直したい
  • 火災保険と地震保険を一緒に整理したい

といった相談があります。


火災保険だけを切り離さず、住宅ローン、手元の貯蓄、今後の修繕費なども含めて、家計全体の中で備え方を整理します。

また、自動車保険など他の損害保険も同時に確認することで補償の重複を避けることができる場合もあります。


札幌を拠点にしていますが、全国を対象にオンラインでの相談にも対応しています。

まとめ|火災保険の更新は「今の住まいに合っているか」を確認する

まとめ|火災保険の更新は「今の住まいに合っているか」を確認する

火災保険の更新で見るべきなのは、保険料だけではありません。

まず、現在の再調達価額に対して建物の保険金額が合っているかを確認しましょう。

そのうえで、


  • 風災・雪災・水災
  • 免責金額
  • 家財
  • 地震保険

なども確認します。


昔の契約内容をそのまま更新するのではなく、「今の住宅と家計に、この補償内容で合っているか」を確認する機会にしてみてください。



2025年9月10日 執筆

2026年8月21日 更新

この記事を書いた人

小川 和哉 | ファイナンシャルプランナー

資産運用、保険、住宅ローンなど幅広い分野に精通し、個人の家計相談に加え、個人事業主や副業を行う方への記帳指導・経理支援にも力を入れており、実務に直結する実践的なアドバイスを提供。ライフスタイルに応じたオーダーメイド設計と、将来を見据えた長期的なサポートを重視し、目先の利益にとらわれない提案が好評。
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