2026.07.17
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家を買った後にかかるお金|固定資産税・修繕費・火災保険も確認しよう

公 開 日:2026年7月17日

最終更新日:2026年7月17日


住宅購入を考えるとき、多くの方は物件価格や住宅ローンの毎月返済額に目が向きます。

「この金額なら返せそう」「家賃と同じくらいだから大丈夫」と考えて、購入を前向きに検討する方もいるでしょう。


しかし、家を買った後にかかるお金は、住宅ローンだけではありません。

固定資産税、都市計画税、火災保険、地震保険、修繕費、設備交換、マンションの管理費や修繕積立金など、購入後もさまざまな支出が続きます。


住宅ローン返済額だけを見て予算を決めてしまうと、購入後に「思ったよりお金がかかる」と感じることがあります。

家を買う前に、購入後の支出まで含めて家計を確認しておくことが大切です。


この記事では、住宅購入後にかかるお金と、購入前に確認しておきたい家計のポイントをFPの視点から整理します。

この記事でわかること

この記事でわかること

この記事では、次の内容を整理します。


  •  住宅購入後にかかるお金の種類
  •  固定資産税・都市計画税の考え方
  •  火災保険・地震保険の負担
  •  修繕費や設備交換費の準備
  •  マンションの管理費・修繕積立金の注意点
  •  住宅ローン以外の支出を含めた予算づくり
  •  Mクリニックで相談できること

家を買った後にかかるお金を見落とさない

家を買った後にかかるお金を見落とさない

住宅購入では、物件価格と住宅ローン返済額だけで判断しないことが大切です。

家を買った後には、住宅ローン以外にも継続的な支出があります。

家賃と住宅ローン返済額だけを比べない

住宅購入を検討するとき、「今の家賃と住宅ローン返済額が同じくらいなら大丈夫」と考える方がいます。

しかし、持ち家になると、家賃には含まれていなかった支出が発生します。


  •  固定資産税
  •  都市計画税
  •  火災保険・地震保険
  •  修繕費
  •  設備交換費
  •  マンションの管理費・修繕積立金

住宅ローン返済額だけで家計を考えると、購入後の支出を見落としやすくなります。

購入後の支出は毎月ではなく年単位で出ることもある

住宅購入後の支出には、毎月かかるものだけでなく、年単位、数年単位で発生するものもあります。

固定資産税や火災保険料、修繕費などは、毎月の生活費に埋もれにくい分、準備を忘れやすい支出です。

毎月の住宅ローン返済に加えて、年払い・数年ごとの支出に備えるお金も積み立てておきましょう。

買った後も貯蓄できる家計にする

住宅購入後は、貯蓄が止まってしまう家計にしないことが重要です。

住宅ローンを返しながら、修繕費、教育費、老後資金、生活防衛資金を準備する必要があります。

買った時点で資金がぎりぎりになるのではなく、買った後も貯蓄を続けられる予算を考えましょう。

固定資産税・都市計画税を確認する

固定資産税・都市計画税を確認する

家を所有すると、固定資産税がかかります。

地域や物件によっては、都市計画税もかかります。

毎年かかる税金として考える

固定資産税や都市計画税は、住宅ローンとは別に毎年かかる支出です。

物件価格や土地、建物の評価、地域によって金額は変わります。

購入前に、不動産会社や自治体情報などを通じて、目安を確認しておきましょう。

新築時の軽減が終わった後も見る

新築住宅では、一定期間、固定資産税の負担が軽減されることがあります。

そのため、購入直後の税額だけを見ていると、軽減期間が終わった後に負担が増えたように感じる場合があります。

住宅購入前には、購入直後だけでなく、数年後の税負担も考えておくことが大切です。

月割りで積み立てると家計管理しやすい

固定資産税は、毎月支払うものではないため、支払い時期に負担を感じることがあります。

年間でかかる金額を12か月で割り、毎月少しずつ積み立てておくと、家計への影響を抑えやすくなります。

住宅ローン返済額とは別に、税金用の積立を考えておきましょう。

火災保険・地震保険の負担を考える

火災保険・地震保険の負担を考える

住宅購入時には、火災保険や地震保険の加入も重要です。

住宅ローンを組む場合、火災保険の加入が必要になることもあります。

火災保険は住宅を守るための費用

火災保険は、火災だけでなく、風災、水災、落雷、破損など、契約内容によってさまざまな損害に備える保険です。

補償内容を削ると保険料は下がりますが、必要な補償まで外してしまうと、万一のときに大きな自己負担が発生することがあります。

保険料だけでなく、自分の住む地域や建物に必要な補償を確認しましょう。

地震保険も地域性を踏まえて考える

地震保険は、地震・噴火・津波による損害に備える保険です。

日本では地震リスクを完全に避けることはできません。

地震保険を付けるかどうかは、保険料、建物構造、地域、貯蓄状況、住宅ローン残高などを見ながら考える必要があります。

更新時の保険料も見込んでおく

火災保険や地震保険は、加入時だけでなく、更新時にも保険料がかかります。

住宅購入時の諸費用として一度払って終わりではありません。


火災保険は月払いや年払いを選べる場合もありますが、長期契約でも現在は最長5年契約となっています。

また、近年は自然災害の増加や保険金支払いの増加などを背景に、火災保険料が見直されることも多くなっています。

そのため、更新のたびに保険料が上がる可能性も踏まえて、火災保険や地震保険の保険料を住宅維持費の一部として考えておくことが大切です。


将来の更新時に慌てないように、毎月の住宅ローン返済額だけでなく、保険料の更新費用も見込んだ家計にしておきましょう。

修繕費・設備交換費を準備する

修繕費・設備交換費を準備する

持ち家では、住宅の修繕や設備交換も自分で準備する必要があります。

賃貸と違い、給湯器、外壁、屋根、水回り、エアコンなどの修繕費用は家計から出ていきます。

戸建ては自分で修繕計画を作る

戸建て住宅では、外壁、屋根、給湯器、暖房設備、水回り、床、建具など、将来的に修繕や交換が必要になります。

時期や金額は建物の状態によって異なりますが、急に大きな支出が発生することもあります。

毎月少しずつ修繕費を積み立てる意識が必要です。

設備交換は突然必要になることがある

給湯器、暖房機器、エアコン、IHコンロ、食洗機、トイレなどの設備は、急に故障することがあります。

住宅ローン返済中に設備交換が重なると、家計に大きな負担になります。

住宅購入後は、設備交換用のお金も別に準備しておきましょう。

中古住宅は購入時点で修繕費を確認する

中古住宅を購入する場合は、購入後すぐに修繕や設備交換が必要になることがあります。

物件価格が安く見えても、修繕費を含めると総額が大きくなる場合があります。

購入前に、建物の状態、修繕履歴、設備の年数、今後必要になりそうな工事を確認しておきましょう。

マンションは管理費・修繕積立金も確認する

マンションは管理費・修繕積立金も確認する

マンションを購入する場合は、住宅ローン返済以外に管理費や修繕積立金がかかります。

これらは毎月の固定費として家計に影響します。

管理費は毎月の固定費になる

管理費は、共用部分の管理、清掃、設備維持などに使われる費用です。

住宅ローン返済額だけで予算を考えると、管理費分の負担を見落とすことがあります。

マンションを検討するときは、住宅ローン返済額と管理費を合わせた毎月負担で考えましょう。

修繕積立金は将来上がることがある

修繕積立金は、マンションの大規模修繕などに備えるためのお金です。

築年数が経つにつれて、修繕積立金が上がることがあります。

購入時点の金額だけでなく、長期修繕計画や過去の値上げ状況も確認しておきましょう。

駐車場代や専用使用料も確認する

マンションでは、駐車場代、駐輪場代、専用庭使用料、ルーフバルコニー使用料などがかかる場合があります。

小さな金額に見えても、毎月続くと家計に影響します。

住宅ローン返済額だけでなく、マンションに関する毎月支出をすべて合計して確認しましょう。

住宅ローン以外の支出も含めて予算を作る

住宅ローン以外の支出も含めて予算を作る

住宅購入の予算を考えるときは、住宅ローン返済額だけでなく、購入後にかかる支出も含めて考える必要があります。

毎月返済額だけを見ていると、実際の家計負担を小さく見積もってしまうことがあります。

住居費全体で考える

住宅購入後の住居費は、住宅ローン返済額だけではありません。


  •  住宅ローン返済
  •  固定資産税・都市計画税
  •  火災保険・地震保険
  •  修繕費・設備交換費
  •  管理費・修繕積立金
  •  駐車場代

これらを合計したうえで、家計に無理がないか確認しましょう。

教育費や老後資金を圧迫していないか確認する

住居費が高くなりすぎると、教育費や老後資金の準備が難しくなることがあります。

住宅ローンは払えていても、貯蓄や資産形成が止まってしまう家計は注意が必要です。

家を買った後も、教育費、老後資金、生活防衛資金を準備できるか確認しましょう。

毎月積立で備える

固定資産税、保険更新、修繕費、設備交換費などは、毎月少しずつ積み立てておくと管理しやすくなります。

年払いの支出や数年後の支出を、支払い時期だけで考えると負担が重く感じます。

住宅購入後の支出は、毎月の家計に組み込んで準備しましょう。

Mクリニックで相談できること

Mクリニックで相談できること

Mクリニックでは、住宅購入を検討している方に向けて、住宅ローン返済額だけでなく、購入後にかかるお金まで含めた家計整理を行っています。

不動産を売るためではなく、家を買っても家計が壊れないかを確認するための相談です。


  •  住宅購入後にかかるお金の整理
  •  固定資産税・都市計画税を含めた家計確認
  •  火災保険・地震保険の考え方整理
  •  修繕費・設備交換費の積立計画
  •  マンションの管理費・修繕積立金を含めた予算確認
  •  住宅ローン返済額と住居費全体のバランス確認
  •  教育費、老後資金、資産形成とのバランス整理
  •  必要に応じた信頼できる不動産会社への相談導線

住宅購入では、買えるかどうかだけでなく、買った後に無理なく暮らせるかが大切です。

物件探しの前に、住宅ローン以外の支出も含めて家計を整理しておきましょう。

まとめ

まとめ

家を買った後にかかるお金は、住宅ローンだけではありません。

固定資産税、都市計画税、火災保険、地震保険、修繕費、設備交換費、管理費、修繕積立金など、購入後もさまざまな支出があります。

確認したいポイントは、次のとおりです。


  •  家賃と住宅ローン返済額だけを比べない
  •  固定資産税・都市計画税を毎年の支出として考える
  •  火災保険・地震保険の更新費用も見込む
  •  戸建ては修繕費や設備交換費を自分で準備する
  •  中古住宅は購入後の修繕費も確認する
  •  マンションは管理費・修繕積立金も含めて考える
  •  住居費全体で家計に無理がないか確認する
  •  教育費や老後資金を圧迫していないか確認する

住宅購入は、物件を買うことだけではありません。

買った後に安心して暮らし続けるためには、住宅ローン以外の支出まで見込んだ資金計画が必要です。

「買える家」ではなく、「買った後も無理なく暮らせる家」を選ぶために、購入後のお金も含めて家計を確認しておきましょう。

この記事を書いた人

小川 和哉 | ファイナンシャルプランナー

資産運用、保険、住宅ローン、家計管理、ライフプラン、副業・個人事業主のお金の整理など、暮らしと将来に関わるお金の相談を幅広くサポート。単独の商品提案ではなく、家計全体、将来設計、リスク対策、資産形成のバランスを重視し、一人ひとりの状況に合わせた現実的な選択肢を一緒に整理します。副業や個人事業主の方には、売上・経費・生活費の分け方や記帳準備など、事業を続けるためのお金の見える化も支援しています。
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