【基礎編】満足度の高いお金の使い方とは?
せっかく大切なお金を使ったのに後で後悔をする、なんて嫌ですよね?
どうせお金を使うなら満足度が高いほうがいいに決まっています。
そこで満足度が高くなるお金の使い方をご紹介します。
お金を使う対象が「物」の場合
お金を使う対象が「物」の場合
少額の買い物であれば後悔したら買い直すことができますが、高額な買い物はそうはいきません。
高額な買い物で後悔しないためには目的を先に決め、原則その目的以外に見向きをしないのが満足度を高くするコツです。
例えばマイホームを購入するときに、目的を「子どもに家の中を自由に走り回らせたい」としたとします。
この場合は戸建てかマンションの1階が選択肢になります。いくら掘り出し物件が見つかったとしても、このケースではマンションの上層階はお勧めできません。
当初の予算より安く、駅近で見晴らしが良かったとしても、下の階の住人から子どもの足音がうるさいと苦情が入ってしまったら、マンションを買ったことを後悔してしまうでしょう。
目的が達成されないお金の使い方をしてしまうと、高い満足度を得ることは難しいものです。
お金を使う対象が「経験」の場合
お金を使う対象が「経験」の場合
そのときにお金を使わないと二度とできないことに対しては、多少無理をしてでもお金を使うのがお勧めです。
例えば子どもの行事や自然現象に関するイベントなどです。
後でやろうと思っても子どもの年齢を戻すことはできませんし、自然現象も自分の都合で発生させることはできません。
そのときにしかできない経験はやらない後悔よりやった後悔のほうが気持ちがいいものです。
ただし借金をしてまでやる必要があるかどうかは判断が難しいところです。
自然現象など突発的なイベントのための費用は借り入れも検討の余地がありますが、子どもの行事などあらかじめいつそのイベントが発生するかわかることについては、計画的にお金を貯めておきたいものです。
覚悟を決めた無駄遣い
覚悟を決めた無駄遣い
それほど金額が大きくなければたまには無駄遣いもいいものです。
お金は決めたことにしか使わない、必要以上に使わないというのは家計の管理としては正解です。
しかしそれでストレスが溜まってどこかで反動が出てしまったり、家計管理が長続きしないようでは意味がありません。適度なガス抜きも必要です。
後から無駄だと気が付くような使い方はあまりよくありませんが、最初から無駄遣いするつもりで使ったお金は意外と満足度が高いものです。
十人いれば十通りの満足度の高いお金の使い方があります。
趣味にお金を使ったり、時間を節約するためにお金を使ったりすることで満足感を得られる人もいるでしょう。
他人にとっては理解されなくても、自分が満足できればそれでいいのです。
一方「安さに釣られて」とか「突発的に」お金を使うと後悔するケースが多いものです。
お金を使う前に「この使い方は後で後悔しないかな?」とワンクッション置くことができれば、後悔することが減るはずです。