2025.04.29
  • リスク対策

車のトラブル時に頼れるロードサービスとは?自動車保険で受けられるサポートを徹底解説!

突然のエンジントラブル、タイヤのパンク、鍵の閉じ込み——。 ドライバーにとって「もしものトラブル」は、予期せぬタイミングで訪れるものです。


そんなときに頼れるのが、自動車保険に付帯しているロードサービス。 今回は、一般的なロードサービスの内容を紹介しながら、万一の備えについて解説します。

ロードサービスとは?車のトラブル時の強い味方

ロードサービスとは?車のトラブル時の強い味方

ロードサービスとは、車の故障や事故が発生した際に現場へ駆けつけ、応急処置や車両搬送をサポートしてくれるサービスです。 主な対応内容は次の通りです。


  •  レッカー搬送
  •  バッテリー上がりの対応
  •  タイヤのパンク修理・交換
  •  鍵の閉じ込み対応(インロック対応)
  •  ガソリンの補給


多くの自動車保険ではこのロードサービスが無料付帯されており、24時間365日、日本全国でサポートしてもらえます。

一般的なロードサービスの内容

一般的なロードサービスの内容

レッカー搬送サービス


事故や故障で車が走行できなくなった場合、最寄りの修理工場などへレッカー移動をしてもらえます。 保険会社によって補償範囲は異なり、


  •  金額ベースで最大15万円まで
  •  距離ベースで50km~150kmまで無料

などの対応が一般的です。 指定の修理工場を利用すれば、費用上限なしになるケースもあります。


緊急対応サービス


次のような応急対応も、現場で無償サポートされるのが一般的です。


  •  バッテリー上がり時のジャンプスタート
  •  タイヤのスペア交換
  •  インロックの開錠作業

応急処置の範囲内であれば、費用は保険会社負担となるため安心です。 ただし、部品代(新品バッテリーやタイヤの購入費など)は自己負担となる場合もあります。


ガソリン補給サービス


燃料切れで動けなくなった場合も、救援車両が現場までガソリン・軽油を届けてくれます。 多くの場合、10リットル程度まで無料で補給可能です。 なお、電気自動車の場合は、最寄りの充電スポットへの搬送となることもあります。


帰宅・宿泊・レンタカーサポート


事故や故障によってその日の帰宅が難しい場合、


  •  宿泊費用(1泊分)
  •  帰宅にかかる交通費
  •  代替車両(レンタカー)利用費

などを保険会社が負担してくれるサービスも用意されています。 限度額や補償内容は会社によって異なりますが、宿泊は1人あたり1万~1万5千円、帰宅費用は最大5万円程度までカバーされることが多いです。

こんなときこそロードサービスを活用しよう!

こんなときこそロードサービスを活用しよう!

ロードサービスが役立つ代表的なシーンはこちら。

  •  エンジンがかからない(バッテリー上がり)
  •  タイヤがパンクしてスペア交換が必要
  •  鍵を車内に閉じ込めてしまった(インロック)
  •  事故で車が動かなくなった
  •  高速道路で立ち往生してしまった

こうした状況では、自力での対応は非常に危険。 すぐにロードサービス窓口へ連絡をしましょう。 保険証券番号や車両情報を手元に用意しておくと、手続きもスムーズに進みます。

ロードサービス利用時の注意点

ロードサービス利用時の注意点

便利なロードサービスにも、いくつか注意点があります。


  •  部品交換は実費負担(例:新品タイヤやバッテリー購入)
  •  あくまで応急処置までが対象
  •  一部サービスには回数制限や条件がある

【まとめ】ロードサービスを有効活用しよう

【まとめ】ロードサービスを有効活用しよう

車のトラブルは、いつ、どこで起きるかわかりません。 そんなとき、すぐに駆けつけてくれるロードサービスは、まさに頼もしい存在です。


自動車保険を選ぶときには、補償内容やサービスの範囲もチェックしておきましょう。 いざというとき、慌てず行動できるよう、日頃から準備しておきたいですね。

この記事を書いた人
小川 和哉 | ファイナンシャルプランナー

資産運用、保険、住宅ローンなど幅広い分野に精通し、個人の家計相談に加え、個人事業主や副業を行う方への記帳指導・経理支援にも力を入れており、実務に直結する実践的なアドバイスを提供。ライフスタイルに応じたオーダーメイド設計と、将来を見据えた長期的なサポートを重視し、目先の利益にとらわれない提案が好評。
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