家相・風水で気になる間取りとは?鬼門・裏鬼門、玄関・水回りの意味と対策
公 開 日:2025年7月6日
最終更新日:2026年10月14日
家の間取りを考えているときに、「鬼門にトイレがあると良くない」「玄関は東南がいい」といった家相や風水の話を耳にすることがあります。
せっかく気に入った間取りでも、良くない方角だと言われると、なんとなく気になってしまうものです。かといって、方角を優先するあまり、暮らしにくい家になってしまうのも困ります。
家相や風水には、古くから伝えられてきた方位の考え方があります。また、住まいの明るさや風通し、清潔さなど、現代の住宅づくりにも取り入れられる視点があります。
この記事では、家相・風水で気にされる間取りの意味を知り、現代の住宅でどのように工夫できるのかを、鬼門・裏鬼門、玄関、水回り、部屋の方角などを例に紹介します。
この記事でわかること
この記事でわかること
- 鬼門・裏鬼門とはどの方角なのか
- 鬼門にトイレや浴室がある場合の考え方
- 玄関の方角や、一直線に抜ける間取りの意味
- 西・東南・北側の部屋を活かす方法
- 色・鏡・観葉植物・盛り塩などの取り入れ方
- 家相を取り入れながら住みやすい間取りにする方法
- 家相を優先することで建築費が変わる場合の考え方
家相・風水では何を見ているのか
家相・風水では何を見ているのか
家相は、家の形や方角、部屋の配置などから住まいの吉凶を判断する、日本で古くから伝えられてきた考え方です。
風水は中国に起源を持ち、土地や方位、周囲の環境、空間のつくり方などを重視します。日本では家相と風水が一緒に紹介されることも多く、間取りやインテリアの選び方にも取り入れられています。
たとえば、家相や風水では次のようなことがよく話題になります。
- 鬼門・裏鬼門に玄関や水回りを置かない
- 玄関から入った気の流れを整える
- 東南の明るさや風通しを活かす
- 北側を落ち着いて過ごせる場所にする
- 掃除や整理整頓によって空間を清潔に保つ
ここで知っておきたいのは、家相や風水にはさまざまな流派や見方があるということです。
同じ間取りでも、採用する方位の分け方や家の中心の取り方によって判断が変わる場合があります。
これから家を建てる方は、まず自分や家族がどの部分を気にしているのかを整理してみるとよいでしょう。
鬼門だけが気になるのか、玄関や寝室の方角まで重視したいのか。それによって、間取りづくりの進め方も変わってきます。
鬼門・裏鬼門とは?間取り図での調べ方
鬼門・裏鬼門とは?間取り図での調べ方
家相で特に重視されるのが「鬼門」と「裏鬼門」です。
- 鬼門(きもん):北東
- 裏鬼門(うらきもん):南西
鬼門は、陰陽道や民間信仰などと関わりながら、日本で特別な意味を持つ方角として扱われてきました。
家相では、玄関やトイレ、浴室、キッチンなどの配置を考える際に、この2つの方角がよく使われます。
間取り図で鬼門を調べるには
一般的には、間取り図で家の中心を求め、そこから北東・南西の方向を調べます。
ただし、建物がL字型だったり、凹凸が多かったりする場合には、中心の取り方によって結果が変わることがあります。
また、図面には方位が記載されていても、真北と磁北の違いがあるため、どの方位を基準にするかも確認しておきたいところです。
家相に詳しい専門家へ相談する場合には、間取り図だけでなく、方位がわかる敷地図も用意しておくと話が進めやすくなります。
特に境界付近にある設備は、採用する家相の見方によって判断が変わることもあるため、設計変更をする前に位置を把握しておくと安心です。
鬼門・裏鬼門にトイレや浴室がある場合
鬼門・裏鬼門にトイレや浴室がある場合
鬼門・裏鬼門で特に気にする方が多いのが、水回りの配置です。
家相では、トイレや浴室など水を使う場所は、清潔さや気の流れとの関係から慎重に扱われてきました。
住宅づくりでも水回りは重要な場所です。毎日使うだけでなく、湿気やにおい、冬の寒さなど、快適さに影響することが多いからです。
鬼門のトイレ
たとえば北東側にトイレを配置する場合、窓の位置や断熱性能によっては冬に寒く感じることがあります。
特に北海道の住宅では、暖かいリビングから寒いトイレへ移動すると、温度差が大きくなる場合があります。
トイレを計画するときには、室温だけでなく、換気、清掃のしやすさ、寝室やリビングとの位置関係まで考えると、長く使いやすい空間になります。
窓の位置や照明を工夫して明るい空間にしたり、汚れが残りにくい床材・壁材を選んだりするのもよいでしょう。
鬼門・裏鬼門の浴室
浴室は、住まいの中でも特に湿気が発生しやすい場所です。
入浴後の湿気が残らないように換気を行い、窓や外壁などに結露が生じにくい設計にしておくと、掃除の負担も減らしやすくなります。
また、洗面所と浴室の温度差が大きくならないよう、断熱や暖房計画も一緒に考えたいところです。
水回りは移動すると給排水やほかの部屋の配置にも影響しやすいため、家相を考慮するなら設計の早い段階で希望を伝えておくとよいでしょう。
キッチン
キッチンも、家相では配置が重視される場所の一つです。
毎日の料理で使う場所なので、家相上の希望とともに、食材の保管、換気、冷蔵庫や収納までの距離も考えておくと使いやすくなります。
たとえば、キッチンの位置を少し変えるだけで、洗面所への動線が短くなったり、パントリーを広く取れたりすることがあります。
反対に、大きく移動すると家事の移動距離が増えることもあるため、家具や家電を実際に置いた状態まで想像してみるとよいでしょう。
玄関の方角はどう考える?
玄関の方角はどう考える?
風水では、玄関は家の中へ気が入ってくる場所とされ、家全体の運気に関わる重要な場所として扱われています。
家相でも鬼門・裏鬼門の玄関を気にすることが多く、東や東南などの方角を好む考え方があります。
玄関は家の顔ともいえる場所です。毎日家族が出入りし、訪ねてきた人が最初に目にする場所でもあります。
そこで、玄関の場所を考える際には、方角と一緒に、どんな玄関にしたいかも考えてみましょう。
明るくすっきりした玄関が好みなら、照明や窓の位置、靴や上着を収納する場所を工夫すると、使いやすさと見た目の両方を整えられます。
札幌などの積雪地域では、玄関の位置によって冬の暮らしやすさも変わります。
たとえば、駐車場から玄関までの距離が長いと、買い物の荷物を運ぶときや除雪の負担が増えることがあります。
反対に、道路や駐車場に近い場所であれば、雪の日でも移動しやすい玄関にできます。
玄関を鬼門から外したい場合には、建物内での位置だけでなく、ポーチやアプローチ、ドアの向きなども含めて設計者と相談すると、選択肢が広がります。
風除室や玄関ドアの断熱性、庇なども、地域や敷地条件に応じて取り入れるとよいでしょう。
玄関から窓まで一直線の間取り
玄関から窓まで一直線の間取り
玄関を開けると、廊下の先に大きな窓が見える。
そんな間取りを見かけることがあります。
風水では、玄関から入った気がそのまま外へ抜けると考えられ、財運などと結びつけて気にされる配置の一つです。
実際の住まいでも、玄関からどこまで見えるかは、暮らしの印象を大きく左右します。
たとえば、ドアを開けた瞬間にリビングやダイニングが丸見えになると、来客のたびに生活空間が気になるかもしれません。
そんなときは、玄関ホールに少し壁を設けたり、収納や格子を利用したりすると、視線をやわらかく遮ることができます。
玄関から庭まで見通せる開放感を気に入っているなら、その良さを残しつつ、外から見える範囲だけを工夫する方法もあります。
間取り全体を変えなくても、壁や建具、家具の置き方によって空間の印象は変えられます。
視線を遮る場所をどこにするかで、玄関の広さや明るさも変わるため、実際に玄関に立ったときの見え方を図面や完成イメージで確かめてみるとよいでしょう。
西・東南・北側の部屋をどう活かす?
西・東南・北側の部屋をどう活かす?
家相や風水では、方角ごとにさまざまな意味が与えられています。
それぞれの方角の特徴を知っておくと、部屋の使い方やインテリアを考えるときのヒントになります。
西側|金運と結びつけられる方角
風水では、西は金運と結びつけられることが多い方角です。
水回りを西に置くと「お金が流れる」といった考え方もあり、配置を気にする方もいます。
西側の部屋づくりでは、午後から夕方の日射が大きな特徴になります。
特に夏は西日が室内の温度を上げることがあるため、窓の大きさや位置、外付けシェード、ブラインドなどを組み合わせると過ごしやすくなります。
西側にキッチンや浴室がある場合も、窓からの日射と換気の取り方を考えておくとよいでしょう。
風水をインテリアに取り入れたい場合には、西側に黄色や淡い金色の小物を使うといった方法も知られています。
東南側|明るさや人との縁を大切にする方角
東南は、風水では人間関係や良い縁などと結びつけられることがある方角です。
朝から昼前にかけて日射を取り込みやすいため、敷地の条件が合えば、明るいリビングやダイニングをつくることができます。
朝食をとる場所に自然光が入ると、気持ちよく一日を始められそうですね。
ただし、実際の日当たりは周辺の建物や窓の大きさによって変わります。
リビングを東南に配置するなら、窓からの眺めだけでなく、ソファやテレビ、収納を置ける壁が十分に残るかも考えておきたいところです。
北側|静かに過ごす空間
風水では、北は落ち着きや静けさなどと結びつけて考えられることがあります。
直射日光の入り方が比較的少ない北側は、落ち着いた寝室や書斎をつくりたいときの候補になります。
一方、冬の寒さが厳しい地域では、窓や外壁の断熱性も重要です。
寝室なら、室温に加えて外からの音、夜間の照明、朝起きたときの明るさなども考えると、より過ごしやすい空間になります。
北側の部屋を淡い色でまとめたり、柔らかな照明を使ったりすると、落ち着いた雰囲気をつくりやすくなります。
色・鏡・観葉植物などでできる工夫
色・鏡・観葉植物などでできる工夫
すでに家が完成している場合や、中古住宅・マンションでは、玄関や水回りの場所を簡単には変えられません。
そんなときは、インテリアや日々の手入れから家相・風水を取り入れる楽しみ方もあります。
たとえば玄関なら、靴を出しっぱなしにせず、使いやすい収納を用意するだけでも印象が変わります。
照明を少し明るくしたり、季節の花を飾ったりするのもよいでしょう。
風水では、鏡を置く位置や植物の種類などについてもさまざまな考え方があります。
| 場所 | 取り入れやすい工夫 |
|---|---|
| 玄関 | 照明、鏡、花、観葉植物、収納の見直し |
| トイレ | 明るい色の内装、清掃しやすい収納、小物 |
| 浴室・洗面所 | 清潔感のある色、整理整頓、湿気の管理 |
| 西側の部屋 | 黄色・金色系の小物、日射を調整するカーテン類 |
| 玄関から一直線の空間 | 格子、家具、観葉植物などによる視線の調整 |
盛り塩などを習慣として取り入れる方もいます。行う場合には、置き場所や交換のしやすさを考え、清潔に保てる方法を選ぶとよいでしょう。
観葉植物も、見た目の心地よさだけでなく、室内の明るさや水やりの管理に合った種類を選ぶと長く楽しめます。
住まいのインテリアは、毎日目にするものです。
家族が気に入った色や小物を選び、帰宅したときに気持ちよく過ごせる空間をつくることも、家相や風水を暮らしに取り入れる一つの方法です。
家相を優先すると住みにくくなる?間取りの具体例
家相を優先すると住みにくくなる?間取りの具体例
家相を大切にしたい気持ちは、住宅を建てるうえで十分に尊重したいものです。
一方、注文住宅では敷地の広さや道路の位置、部屋数、予算などによって、希望どおりに配置できないこともあります。
少し具体的に考えてみましょう。
ある間取りでは、トイレが北東の鬼門に入っています。
そのトイレは玄関からも寝室からも使いやすく、洗面所とも近いため、水回りが一か所にまとまっています。
ところが、鬼門を避けるためにトイレを別の場所へ移すと、廊下が長くなり、収納も小さくなってしまいました。
この場合、家族が比較するのは次の2つです。
| 間取りA | 間取りB |
|---|---|
| トイレは鬼門に入る | トイレは鬼門を避けられる |
| 動線が短く、収納が広い | 廊下が長く、収納が減る |
| 水回りがまとまっている | 水回りの位置が分かれる |
家相が気になって毎日落ち着かないのであれば、間取りBを選ぶ価値はあるでしょう。
一方、収納や動線を重視したいのであれば、トイレの形や位置を少し調整することで、もっと希望に近い間取りが見つかるかもしれません。
また、トイレや玄関の移動に伴って建物の面積が増える場合には、建築費も変わってきます。
住宅価格が増えれば、頭金や住宅ローンの借入額、その後の返済負担にも影響します。
ここで考えておきたいのは、家相への安心感と、日常の使いやすさ、追加費用のそれぞれを家族がどの程度大切にしているかです。
家相を大切にすることも、収納を広くすることも、どちらも家族の暮らしを良くするための希望です。
だからこそ、どちらかを簡単に諦めるのではなく、設計者に別案も出してもらいながら、納得できる間取りを探してみるとよいでしょう。
AIで家相と間取りを整理する方法
AIで家相と間取りを整理する方法
注文住宅で複数の間取りを比較する際には、AIを使って希望条件を整理する方法もあります。
家相の評価だけを求めるよりも、家族が何を大切にしたいかまで伝えると、比較しやすくなります。
AIへの入力例
注文住宅の間取りで悩んでいます。
家族構成:夫婦と子ども2人
建築地:札幌市
自動車:2台
家相では次のことを気にしています。
・鬼門、裏鬼門の玄関
・鬼門、裏鬼門のトイレや浴室
・玄関から窓まで一直線の間取り
生活面では次のことを大切にしたいです。
・冬の寒さや雪への対応
・十分な収納
・家事や洗濯のしやすさ
・家族のプライバシー
・建築費をできるだけ抑えること
間取りAと間取りBについて、家相上の気になる点と、実際の暮らしへの影響を分けて比較してください。
どの部分を変更すると希望に近づくのか、変更によって不便になることや費用が増えそうな点も整理してください。
家の中心や方位がわからない場合、また構造・法令・住宅性能について判断できない場合には、推測せず設計者への確認事項として示してください。
AIに間取り図を読み込ませる場合でも、建物の中心や正確な方位などは誤って読み取ることがあります。
間取りの比較やアイデア出しに活用し、建築上の判断は設計者や建築士へ相談するとよいでしょう。
Mクリニックで相談できること
Mクリニックで相談できること
Mクリニックは札幌を拠点に、家計、保険、住宅ローン、教育費、老後資金、資産運用など、暮らしと将来に関わるお金を横断して相談できるFP相談窓口です。
家相や風水は趣味の範囲の知識はありますが、具体的な鑑定、住宅の設計そのものは専門外です。
ただ、希望する間取りや設備を選ぶことで住宅価格が変わる場合には、その費用が家計にどのような影響を与えるかを一緒に考えることができます。
たとえば、家相を取り入れるために間取りを変更し、住宅価格が上がった場合、その分を住宅ローンで借りても無理なく返済できるか。
また、建築費を増やすことで教育費や将来の修繕費、手元に残す預貯金などに影響がないかも考えることができます。
長く暮らす家ですから、納得できる間取りを選ぶことは大切です。
そのうえで、気に入った家に住みながら、その後の暮らしにも十分なお金を残せるかまで考えておくと、住宅購入の安心感はさらに大きくなります。
全国オンラインでの相談にも対応しています。
■ 鬼門・裏鬼門に水回りを配置するNG理由と対策
■ 鬼門・裏鬼門に水回りを配置するNG理由と対策
なぜダメなのか
鬼門(北東)や裏鬼門(南西)は、気の流れが乱れやすい境界とされ、家相では「不浄を置くと邪気を呼び込む」と忌避されてきました。
背景には、日本の気候や当時の住宅性能があります。北東や南西は冬場の日射が少なく寒いため、湿気やカビがこもりやすく、排水や換気が未発達な時代は汚れが溜まりやすかったのです。
これが「邪気を呼ぶ」という教えに繋がりました。
現代的な回避策
現在の住宅は高断熱・高気密化、24時間換気システムの導入などで湿気やカビを大きく抑えられます。
プランニング段階で鬼門ラインから外せるなら優先的に外すことが大切です。
避けられない場合も換気計画・断熱・採光を最優先し、特にトイレは配置を慎重に検討し、清潔感を重視した仕上げにすることが重要です。
■ 玄関が鬼門・裏鬼門にある場合の課題と解決策
■ 玄関が鬼門・裏鬼門にある場合の課題と解決策
なぜダメなのか
玄関は家全体の「気の入り口」とされ、鬼門や裏鬼門に配置すると悪い気を直接取り込むと考えられています。
また、北東は冬場の冷気が流れ込み、南西は夏の西日が強烈に当たるなど、温熱環境面でも大きな課題があります。
現代的な回避策
風除室やポーチを設けて外気との温度差を緩衝する、庇や遮熱ガラスを使って日射を制御するなど、温熱性能を高める設計が有効です。
収納計画で玄関を常に整頓しやすくし、明るい照明で陰気を払う工夫も大切です。
どうしてもライン上に配置する場合は、風除室を設計上の必須条件とするのがお勧めです。
■ 玄関から一直線の動線がNGな理由と対応
■ 玄関から一直線の動線がNGな理由と対応
なぜダメなのか
「玄関から一直線で勝手口や大開口が見えるのはNG」とされる理由は、「入った気がそのまま抜ける=財運が貯まらない」という考えに基づいています。
現代設計でも一直線動線は、防犯上内部が見通しやすくプライバシー性が下がり、冷暖房効率も低下するなどの課題があります。
現代的な対応策
玄関ホールや袖壁を設けたり、スクリーンや家具レイアウトで視線をコントロールすることが重要です。
動線をクランクさせることで、心理的な安心感と落ち着きを持たせることができます。
■ 西に水回りを配置する際のリスクと対策
■ 西に水回りを配置する際のリスクと対策
なぜ避けるべきか
西は金運を象徴する方位とされ、水回りを置くと「金を流す」として忌避されます。
また、夏場の強い西日は室温を上げ、湿気を増やし、仕上げ材の劣化を招きます。
現代的な設計対応
西面の開口を最小限にし、庇や外付けスクリーン、遮熱ガラスなどで日射を制御することが大切です。
内部断熱や計画換気をしっかり行い、カビや結露のリスクを軽減する設計を前提としましょう。
■ 東南を活かす間取り計画
■ 東南を活かす間取り計画
なぜ重視されるのか
東南は「風を招き、縁を結ぶ」吉方位とされ、通風や採光計画でも非常に有利な方位です。
朝日が入り、風通しが良いことで生活リズムを整え、湿気を飛ばし、室内環境を快適に保つことができます。
現代的な活かし方
リビングやダイニングなど家族が長く過ごす空間を東南に配置し、大開口や庇を活用した日射制御を取り入れることで、健康的で快適な住まいを実現できます。
■ 北側を寝室にする利点
■ 北側を寝室にする利点
なぜおすすめなのか
北は陰の気が強く、静寂を象徴する方位です。
風水では安眠を促す場所として推奨され、現代住宅でも同じように活かせます。
夏は涼しく、冬も断熱性能を高めれば室温を安定させやすいのが特徴です。
快適化のポイント
日射を抑えた落ち着いた空間を作りやすく、内装を落ち着いたトーンでまとめ、間接照明や音環境の工夫でより快適な寝室を設計できます。
■ 回避しきれない場合の設計優先順位
■ 回避しきれない場合の設計優先順位
どう優先順位をつけるか
敷地条件や法規制など、どうしても全てを理想通りに配置できないケースも多いものです。
そんな場合は優先順位を整理し、回避策で対策します。
設計上のポイント
- 鬼門・裏鬼門の水回り:換気、断熱、採光を最優先
- 玄関:風除室やポーチを計画必須に
- 玄関動線:ホールや間仕切りで視線を制御
- 西面:遮熱と換気設計を前提条件に
■ 置物や色を活かした象徴的なインテリア対策
■ 置物や色を活かした象徴的なインテリア対策
インテリアでできる工夫
設計だけで完全にNGを排除できない場合でも、インテリアを活用した「結界」「浄化」の演出が可能です。
鬼門・裏鬼門の水回りには白系タイルやカーテンで清浄感を演出し、盛り塩や観葉植物を配置するなど工夫が有効です。
玄関には側面に鏡を設置して気を広げ、白やグレーのマット、陶器の鉢植えなどで整えます。
一直線動線には背の高いグリーンやラグ、アートを配置し、気の流れを留める工夫をしましょう。
西面の水回りではゴールドやイエローの小物を取り入れて金運を象徴するなど、色使いでも対策ができます。
まとめ|家相を取り入れながら心地よく暮らす
まとめ|家相を取り入れながら心地よく暮らす
家相や風水には、鬼門・裏鬼門、玄関、水回り、部屋の方角など、住まいについてのさまざまな考え方があります。
その意味を知り、明るさや風通し、清潔さ、動線などと合わせて考えることで、住宅づくりに取り入れられる工夫が見つかります。
家族によって、方角へのこだわりも、間取りで大切にしたいことも違います。
家相や風水を取り入れる目的も、最終的には家族が安心して心地よく暮らせる家をつくることではないでしょうか。
その気持ちを大切にしながら、長く住み続けたいと思える家を考えていきましょう。
2025年7月6日 執筆
2026年10月14日 更新
